『恋人もいないのに』 シモンズ
1971年発売なので私が生まれる前の曲。
シモンズの活動期間は1971年から74年と短く、ご存じの方は70代くらいではなかろうか。
私がなぜ知っているかというと、父親の車の中にカセットテープがあって、物心ついた時からずっと聴かされたからである。
家にはシモンズのベスト盤のレコードがあり、そのレコードの最初がこの曲だった。
メロディも歌詞も美しい。そして歌唱力も素晴らしい。
「ひとつぶの涙」「若草の雨」も名曲なのでおすすめしたい。
ちなみに明治チェルシーの唄
「ほらチェルシー、もうひとつチェルシー」
もシモンズが歌っていた。
恋人もいないのに 薔薇の花束抱いて
いそいそ出かけて 行きました
空はいつになく 青く澄んで
思わず泣きたく なるのです
恋人もいないのに 薔薇の花束抱いて
これからいったい どこへ行くの
風はいつになく 意地悪そうに
つらい質問 するのです
薔薇の花束 胸にいっぱい
いそいそ出かける 想い出の海
白い波間に 花びらちぎって
恋に別れを 告げるため
恋人もいないのに 薔薇の花束抱いて
いそいそ出かけて 行きました
海はいつになく 涙いろで
哀しみたたえているのです
ラララ……
1971年8月5日発売