1975~2000年ごろに聴いた曲の思い出を語る

今日聴いた懐かしい曲の思い出を書いています

『NEVER MY LOVE』 つのだ☆ひろ

 

1995年9月からタカラブネという洋菓子屋の工場でアルバイトに行っていた。
それまでは郵便局で16時から20時まで仕分けのアルバイトをしていたのだが、大学4年生で卒業単位も取れて、まるまる一日働けるところを探した結果、タカラブネで9時から17時の勤務で働くことになった。

 

配属されたのが、材料を決められた分量に分けるラインだった。
ケーキ工場ならラクな仕事だろうと思ったのは大きな間違い。
数十箱の一斗缶に入っている卵黄の計量や、何キロもあるバターを切り分けたり、思っていた以上に体力を使う仕事で、しかも指導役のおばちゃんは相当厳しく、1日で辞めようかと思ったほどだったが、なんとか卒業までの半年勤務を続けることができた。

工場の昼休みが12時半から1時間あり、横になれる休憩室があった。
TVがあり、昼のドロドロしたドラマが流れていた。
その時のドラマの主題歌がこの『NEVER MY LOVE』 でほぼ毎日のように聴いていた。
ドラマの内容はまったく覚えていないが、この曲だけはインプットされた。

 

タカラブネはそれから8年後の2003年に民事再生法を申請し倒産した。
あのとき新入社員だった人はどうなったんだろう。

 


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雨がやんだ黄昏に
静けさが 訪れる
さよならしか選べなくなる
傷ついた その涙

愛していても
(Can't you see my heart)
暮らしてはいけない
(Don't cry my love)
このさみしさ 許したら
明日までも失くすだろう

 きみを抱けない
抱いちゃいけない
想い出もふれちゃいけない

なにも言わずに
なにも訊いたりせずに
悲しみだけを見送るから

忘れようとしてるのに
思いだす夏の風
瞳閉じても君だとわかる
好きだった その香り

優しい声で
(Can't you feel my heart
名前を呼ぶだけで
(Don't cry my love)
戻れそうな 幸せが
心の中 よぎるけど

 きみを抱けない
抱いちゃいけない
微笑みも見せちゃいけない

夢の続きをいまは追わないで
悲しみだけを見送るまで
(NEVER MY LOVE for you・・・ Can't you see my heart・・・)

 いつかどこかできっと
誰かが優しさでつつんでくれる
夢の続きはきみにあればいい
涙の後の 微笑みに

 

1995年10月25日発売