『あじさいのうた』 原由子
大学生のときに軽自動車を買ってもらった。
黒のミラターボTR-XX
実家の周りは車が無いと生活できないエリアで友達はみんな免許を取ったら車を買うというのが当たり前の光景だった。
自分は京都の大学に進学し、車は無くても生活できたのだが、上記のように車があって当たり前の地域だったので、
おばあちゃんが買ってくれた。
この車で夜中に琵琶湖を1周したり、なぜか仲間と2台で高野山に行ってみたり、阪神高速湾岸線に行ってみたり、
用もないのにブラブラしていた。
大学の友達が高槻に住んでいた。たしか6月の夜に北陸に行ってみようということになり、高槻に迎えに行って、
亀岡から北に抜けるところで、ラジオからこの曲が流れていた。
ちょうどその時に道路の横の小川を蛍が乱舞していたのでよく覚えている。
ミラターボは社会人1年目の11月まで乗って、母親に譲った。4年で7万キロ走行した。
雨に咲いてた つぶらな花びら
恋の予感に揺れて 虹色に染まるの
あの日の二人は 言葉で言えずに
街角で立ち止まり 雨の音聞いてた
なぜだか 忘れられない 不思議なメロディー
今でも 心によみがえる 思い出
だんだん好きになって
そしてだんだん恋になる
何もかも 忘れられなくなってる
雨に唄えば 涙も銀色
濡れた舗道にうつる あの人の面影
あきらめかけてた あの日の約束
思いがけず あなたが 微笑をくれた
もうすぐ あじさいみたいに オシャレになって
あなたのぬくもりに この身をまかせる
だんだん好きになって そしてだんだん恋になる
振り向けば 足音だけが鳴ってた
oh oh 悲しみに good-bye
そして 愛されて乾杯
いつの日か また会える日を待ってる
割れた地面に雨が残るよ
揺れる思いを 唄にして
だんだん好きになって
そしてだんだん恋になる
何もかも 忘れられなくなってる
oh oh 風まかせ lonesome
いたずらな瞳の handsome
すぐそこに時間を超えて I love you Wow……
1987年8月21日発売