『Believe』岡村孝子
1988年4月1日発売。
私がちょうど高校生になった年で、地元では進学校だった。
合格者は入学前に体育館に集められ、親と一緒に入学説明会に参加した時に、あくびをしていた生徒に対し、壇上の学年主任が「こらぁ、そこのお前、あくびをするな!」と怒鳴りつけたのは今でもよく覚えている。
どんな高校生活になるのか心配だったが、友人にも恵まれ楽しい高校生活だった。
そんな中で、岡村孝子を知った。
最初に聴いたのは「はくれそうな天使」だったような気がする。
「Believe」は別れの歌なのだが、自分は大学時代に初めて付き合った子とそのまま6年付き合って結婚してしまった。
したがって、この歌のような気持ちを深く理解できてはいないのだろうが、好きな曲である。
最後の言葉を 人の波に消されて
これですべてが終わったね 何もかも
あふれる涙を ぬぐうこともできずに
遠く去りゆく面影に 別れを告げた
あなたのすべてを 誰よりも知っていると思ってた
優しくなれずに 最後まで傷つけ合った
さよなら 二人が見つけた言葉だけが
遠く旅立つ生き方の 行方を見てる
こぼれる陽ざしが 少し強くなっても
まるで明日が見えなくて 泣きたくなる
着なれた上着を いつかぬぎすてるよう
きっと誰もが進むのね 悲しいけれど
もういちどあの日にもどれたら
愛を素直に信じたい
あなたと二人で どこまでも歩いてゆくと
今ではこんなに 遠く生きてるけれど
あの日のぬくもりを消せずに 崩れそうよ
もういちど明日を信じたい
どんなことに出会っても
息づく時間を いつだって感じていたい
さよなら 私が決めた答えだから
思い出抱きしめて 心の瞳をとじた
若いころは人生経験をたくさん積んでおいたほうが良い。