『100万年の幸せ!!』 桑田佳祐
2000年代に入ってからの曲だけど思い出の曲なので取り上げます。
40歳のころ単身赴任をしていたときに病に侵され、入院。
気管切開し、しゃべることも食べることもできず、筋力は弱り、歩けなくなり、24時間病室のベッドの上。
今日が何曜日なのかもわからない生活。
唯一今日が日曜日なのだと気づかせてくれるのが、ちびまる子ちゃんとサザエさんだった。
特にちびまる子ちゃんのエンディングで流れるこの曲にはずいぶんと希望をもらったような気がする。
快復への兆しが見えず絶望しかけたこともあったが、なんとか半年かかって会社に復帰できた。
あれから10年。お世話になった先生、看護師さん、療法士さん、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
今を生きてる喜びが宇宙(そら)を駆ける
風のしらべ 川のせせらぎ
胸の鼓動のリズムで踊れ
希望の螺旋を描き青空に向け
手を伸ばせば明日(あした)があるさ
新しいキミがいるから
たった100万年ほどの幸せを掴もう
輝くこの地球(ほし)に Oh,愛を刻み込もうよ (ウパウパウパウパ)
今を生きてる大切な生命(いのち)守ろう
風のしらべ 川のせせらぎ 永遠に願う
Ah… It's alright.
今もどこかで悲しみに宇宙が嘆く
雲の流れ 星の瞬き
涙枯れたら生まれ変わるさ
未来の航路を拓き荒波を越え
振り返れば日本(ふるさと)が見える
新しい夜明けは何処(いずこ)
せめて100万年ほどは幸せでいようよ
再びこの地球で Oh,みんなが出逢えるように (ウパウパウパウパ)
今 感じるは愛しさが宇宙にいっぱい
雲の流れ 星の瞬き 見上げてごらん
たった100万年ほどの幸せを掴もう
輝くこの地球に Oh,愛を刻み込もうよ (カクカクシカジカ)
100万年ほどは幸せになろうよ
再びこの地球が 笑顔で溢れるように (ウパウパウパウパ)
夢のかけらを集めて旅に出ようか
果てなき道 虹の彼方へ 歩いて行こう
Ah… It's alright.
2012年7月18日発売
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『愛は眠らない~Have You Never Been Mellow』椎名恵
当時住んでいた地域で、とある地方局のその日の放送が終了するときに、茅葺屋根の家などののどかな風景をバックに「ささやかな喜び」が流れていて、歌っているのが椎名恵という歌手だと知った。高校生の時だったと思う。
この「愛は眠らない」という曲は、何かのアルバムで知ったと思う。
高校3年の時の文化祭で友人たちとドラマ仕立てのビデオを作成した。
その中で親友との別れのシーンで飛行機が飛んでいくところをこの曲に合わせたのが、わりといい感じに収まり、あの曲は良かったといまだに言われる。
この曲を聞くたびにあの夏のことを思い出す。
原曲は、オリビア・ニュートンジョンの「そよ風の誘惑-Have You Never Been Mellow-」だと知ったのはずっと後のこと。
あなたの姿を 探していたの Always just you
失くしかけていた 夢に気づいて 手をのばす
私の中で目覚めた 愛は眠らない
孤独(ひとり)の夜に そっと瞳(め)を閉じれば
愛がすべてを 包むけれど
ひと言でいいから 言葉が欲しいの
Have you never let's someone else be strong
そうよいつだって ひざをかかえてきた
So long あきらめに似た
弱い心を 今 止めて
あなた宛てに 届ける 愛は眠らない
夢なんていつも 逃げてしまうけど
苦しむ事に おびえないで
信じていたい 愛される時を
Have you never let's someone else be strong
1986年5月21日発売
『Believe』岡村孝子
1988年4月1日発売。
私がちょうど高校生になった年で、地元では進学校だった。
合格者は入学前に体育館に集められ、親と一緒に入学説明会に参加した時に、あくびをしていた生徒に対し、壇上の学年主任が「こらぁ、そこのお前、あくびをするな!」と怒鳴りつけたのは今でもよく覚えている。
どんな高校生活になるのか心配だったが、友人にも恵まれ楽しい高校生活だった。
そんな中で、岡村孝子を知った。
最初に聴いたのは「はくれそうな天使」だったような気がする。
「Believe」は別れの歌なのだが、自分は大学時代に初めて付き合った子とそのまま6年付き合って結婚してしまった。
したがって、この歌のような気持ちを深く理解できてはいないのだろうが、好きな曲である。
最後の言葉を 人の波に消されて
これですべてが終わったね 何もかも
あふれる涙を ぬぐうこともできずに
遠く去りゆく面影に 別れを告げた
あなたのすべてを 誰よりも知っていると思ってた
優しくなれずに 最後まで傷つけ合った
さよなら 二人が見つけた言葉だけが
遠く旅立つ生き方の 行方を見てる
こぼれる陽ざしが 少し強くなっても
まるで明日が見えなくて 泣きたくなる
着なれた上着を いつかぬぎすてるよう
きっと誰もが進むのね 悲しいけれど
もういちどあの日にもどれたら
愛を素直に信じたい
あなたと二人で どこまでも歩いてゆくと
今ではこんなに 遠く生きてるけれど
あの日のぬくもりを消せずに 崩れそうよ
もういちど明日を信じたい
どんなことに出会っても
息づく時間を いつだって感じていたい
さよなら 私が決めた答えだから
思い出抱きしめて 心の瞳をとじた
若いころは人生経験をたくさん積んでおいたほうが良い。