十三夜の月、過ぎし日々を照らす

思いついたときに自分が好きなものについて書いています

『彼女になりたかった日』 西脇唯

『彼女になりたかった日』 西脇唯

 

大人になった女性が昔(おそらく小学校くらいのころか)を思い出して、そのころ好きだった男の子が今の彼氏になっているという曲。

 

この曲を最初に聴いたとき、私は大学生だったのだが、毎回思い出すことがある。
小学5年生のとき、私のことを好きな子(Kちゃん)がいた。
その子は目立たない子で、私もそんなに意識していたわけでもなく、そもそも女の子に大して興味もない時代であった。
田舎の1学年1クラスの小学校でそういう浮いた話になると周囲が茶化してくるので、好きと言われても正直迷惑な年ごろであった。
バレンタインの時に初めてチョコをくれたのもKちゃんだった。

 

あるときKちゃんとは別の女の子から
「どんな髪型の女の子が好き?」
と聞かれて
「短い髪の子」
とテキトーに答えた。

そしたら次の日、Kちゃんが肩くらいまであった髪をバッサリとカットしてショートヘアになっていた。
あのときの衝撃はいまだに忘れられない。

Kちゃんは半年くらいして冷めてしまったのだろう何も無くなった。

 

中学校になって1学年4クラスになったのだが、どういうわけかKちゃんとは3年間同じクラスだった。
3年生のときだったか、放課後に私が指を切ったときにKちゃんが絆創膏をくれたりしたことがあり、なんとなくKちゃんのことが気になっている自分がいた。

小学校の時、Kちゃんは告白してくれたが、私は何も行動を起こせなかった。
別々の高校に進学してしまい、その後は会うことも無かった。


この曲を聴くたびに当時のことを思い出すのと同時にどうして中学生の時に好きになってくれなかったのかとすれ違いの恋を思うのである。


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小さな頃からなまいきだとか 冷たいとか言われて 
そんな風にしか自分のことを 思えなくなっていた 
靴ずれができたあの子にそっと 差し出したバンドエイド 
あなたが初めて言ってくれた "やさしいとこあるじゃん" 

アカンベーをして まとわりつく あの子がまぶしかった 
腕をくむ二人 見えないように いつも前を歩いた 
あの子にはなれないけれど "彼女"にはなれる気がした 
欲しい恋はつらぬかなきゃ ふりかえらない 
少年は大人になって 私のすぐとなりにいる 
長い長い片思いは やっと扉をあけたの 

 

胸元のめだつ洋服なんて わざと着ないようにした 
仲間で出かけるときは いつでもしわしわシャツを着てた
呼捨ての名前 車の話 まるで男の子みたい 
頭のうしろに目がついてる そんなカンジの毎日

そのくせちゃんと カバンの中"さいほう道具"を入れて
なさけないほど あなたを無視して 誰かとふざけあっていた
あの子にはなれないけれど "彼女"にはなれる気がした 
欲しい恋は思い込みも たいせつな武器 
信じることをやめたとき 魔法はすぐに消えるから 
恋の歴史のエピローグ 私だけだと念じる 

 

遊園地 行くと 思い出す みんながあなたやあの子に見えてくるから
あの子にはなれないけれど "彼女"にはなれる気がした 
欲しい恋はつらぬかなきゃ ふりかえらない 
少年は大人になって 私のすぐとなりにいる 
長い長い片思いは やっと扉をあけたの 
Lalalala Lalalala Lalalala

 

1994年5月25日 発売
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